淺井裕介「風と いのち と大地のカケラ」

猪苗代町立翁島小学校

猪苗代の土、インドの土、鉛筆、白ペンキ、水、アクリルレジン

 

あじわう

 

 

子供たちへ

黒っぽい土が翁島小の土、黄色っぽいのが土津神社の土です、全校生徒(と職員)の手形をもとに生まれた様々な生き物、それらが風の神様と共にのびのびと飛び回っています。よく見ると足形も!鳥や獣や人のようなものもいるよ、それぞれ何匹づついるのかな?

 

大人たちへ

手を打つという行為には昔から様々な意味が含まれています、久しぶりに会った友人や去っていく仲間たちに力強くハイタッチをして別れるように、泥の手形を残す時、子供たちはこの土地そのものである土に触れ、慣れ親しんだ学校へ触れます、肌に残るくすぐったさ、壁に叩きつけたときのジンジンと痺れる感じが彼らの心象心理の中にうっすらと溶け込んでくれるといいなと思います。

 

淺井裕介