2025
スギサキハルナ「風が吹く、山の目が開く」
猪苗代中央商店街パーキング(福島県耶麻郡猪苗代町新町4858-1)
猪苗代土、蓮の葉、茎、菱、ナナカマド、煤
あじわう



作家コメント:
この作品は猪苗代の4つのシーンを描いています。
トイレの正面側にはこの地に息づく植物たちの気配を描きました。
猪苗代の自然は日常の風景のなかで静かに輝きを放っています。
その見えない気配を精霊の姿として表現しました。
正面に向かって右側の壁には野生の生命を描きました。
険しい自然の中でたくましく生きる獣たちの力強さを猪苗代町で感じたままに表現しています。
正面向かって左側には「中ノ沢こけし」から着想を得た精霊を描きました。
この地で育つ子どもたちの未来を見守る“魔除け”としての1枚です。
背面には磐梯山とそこに向けられる人々の眼差しを描いています。
山頂の壺は「妖怪・手長足長」を封じる象徴として置きました。
山は人を見ており、人もまた山を見つめています。す
べてのモノは光と影の均衡の中に存在している—その関係性をこの壁画全体で示しています。
今回使用した絵の具は猪苗代町の自然素材から生まれたものです。
畑の土、蓮の葉や茎、ヒシ、ナナカマド、煤など
この地に根ざした”色の記憶”とともに作品をご覧いただければ嬉しく思います。
つくる



