ドイツ・ハンブルクをベースに活動するアーティスト。ステンシルや、版画の技法を用いて、世界をラディカルにとらえ、ストリートアートとして表現している。TONA自身のサイトでは彼の作品がこう語られている。「世界はアンフェアで野蛮、かつ民衆が目隠しされているように見えるかもしれない。しかし彼ら、夢想的にして繊細、リリカルな視点で、ゆがんだ認識を再構築することに夢中だ。批判と皮肉に裏打ちされているような他のストリートアートと異なり、彼が作品へ向かう動機は、観る人々のごく普通の感性を解体し、内的な平和や喜び、微笑みをもたらすことだ。大抵は消されていく公共スペースでの彼の作品だが、私たちがそこに鑑賞者として立ち会うことができたなら、私たちを取り囲む世界や意識が一変させられることに気づくだろう」